増殖を止める仕組み

カプセルと錠剤

少し専門的な話になってきますが、もうちょっとゾビラックスの作用についての話をしておきたいと思います。
ゾビラックスというのは一部のヘルペスウイルス感染に非常に強力な効果を与えてくれるので、ぜひ使ってほしいところです。

では具体的にゾビラックスがなぜヘルペスウイルスの増殖に効くのか?
どういう仕組みになっているのか?その答えをここで暴いていきます。

まずヘルペスウイルスというのは実際に体内に感染すると、チミジンキナーゼと呼ばれる酵素を生産していきます。
このチミジンキナーゼはDNA合成に関係するもので、ウイルスのDNAをたくさん合成していきます。
つまりチミジンキナーゼの影響でヘルペスウイルスの増殖がずっと続き始めるわけです。

そんな状態を阻止してくれるのが、まさにゾビラックスになります。

ゾビラックスはチミジンキナーゼに反応して、アシクロビル三リン酸という物質へと変化していきます。
アシクロビル三リン酸がヘルペスウイルスのDNAに取り込まれていくと、そのウイルスはDNAの複製ができなくなってしまうのです。
つまり、それ以上そのウイルスから増殖されることがなくなります。
ゾビラックスという薬はチミジンキナーゼが存在するウイルス感染細胞にのみ反応するので、他の正常な細胞に悪影響を与えることなく安全に使うことができます。

これがゾビラックスが持つ詳しい作用の内容となります。

専門用語を出されるとよくわからないという人も多いと思いますが、簡単に要約するとゾビラックスはヘルペスウイルスのDNAに作用するので増殖しなくなるということです。